先日、この春から新社会人になる卒業間近の学生さんと話をする機会がありました。いままで親元にいたのを就職を機に自立し、一人暮らしをはじめるらしく、引っ越しの準備をしている最中だそうで。
とても楽しいトピックで、思わず私も自分が一人暮らしの準備をしているときのことを思い出し、なんだか懐かしい気持ちに。うちのお母さんは「これもこれも、いるんじゃない?お金、援助するよ!」という大阪のおばちゃんタイプ(実際にそうなのですが…笑)だったので、インテリア選びではいろいろ押し問答がありました。
学生時代からモノをあまり持ちたくない心をもっていたので、家具/家電を厳選するためにいろんなwebサイトや家電量販店をまわっていました。楽しい思い出です。
そんなこともあり、この記事ではミニマリストな私が『一人暮らしのとき、やっぱり買わなくてよかったもの』について語っていきたいなと思います。
一人暮らし部屋の記事で紹介した通り、わたしはほとんどの家具を買わずに過ごしていました。あの「がらん」とした部屋がとても好きだったので、いまでも家具を減らすことで得られる満足感もあると強く思っているからです。
これから引越しの人や、春から一人暮らしをはじめる学生さん、はたまたインテリアをどうするか悩んでいる方の参考になればいいな。
【ミニマリスト】一人暮らしに買わなくてよかったものリスト
テレビ
今は「若者のテレビ離れ」なんて言葉があるほど、テレビを持たない人も増えています。
理由は単純で、テレビのコンテンツよりもインターネットコンテンツのほうがおもしろいから。わたしもそのうちの1人で、学生時代から娯楽はもっぱらYoutubeとAmazon Prime。おかげで芸能人や人気のドラマはわかりません。とはいえ”流行りを追いかける”のはわたしの趣味じゃないので全くダメージなし。
自分自身がテレビが好きだったり、恋人がいたり友達を頻繁によんだり、家族がいるなら相手の要望に合わせてテレビを買うのはいいと思う。けど、そうじゃないのに安易に「とりあえずテレビ買おうか!」はしなくていいんじゃないかな?
ちなみに現在は彼が同棲するときに持ち込んだテレビがリビングに鎮座していますが、テレビコンテンツをみているわけじゃなく動画サービスを接続しているだけです。(ただのディスプレイ扱い…)
トースター
トースターは結局「熱で焼く」ことしかできません。
サイズ感を考慮しても料理のレパートリーは限られてるし、それだったらコンロに備え付けの魚焼きグリルを活用するか、オーブン機能がついた電子レンジで事足りるはず。
実際、わたしはトースターを選択肢からはずしてオーブン&グリル機能がついたパナソニックのBistroを買いました。トースター機能もついているので毎朝おいしいパン生活◎
トースターの機能の少なさとサイズ感を考えれば、やっぱり優先順位は低めでいいのかなと思います。
炊飯器
お米に関しては、個人的には味の違いがそこまでわかっていない私。それなりに美味しいご飯が食べれればいいのと、キッチン収納のスペースを考えて炊飯器の購入は見送りました。
今は安価なiwakiのガラスボウルでお米をたいていますが、不満はまったくありません。
たしかに炊飯器があれば煮込み料理やケーキ、ご飯もののレパートリーがグッと増える。けど、わたしは炊飯器があってもそこまで頻繁に活用できてなかったとおもうので気にしないようにしています。
トースターと同様、キッチンに置くスペースがないなら諦めるのも選択肢かも。
アイロン
アイロンするような服をもっていないので、アイロンは所有せず。
パリッとしたシャツは持ってないし、ハンカチやTシャツ類はそこまでシワにならないように気をつけているので、あまり必要な感じがしていないんです。
たとえばですが
- シャツをノンアイロンタイプにしたり
- シワがましな動物素材に変えたり
- 1度の洗濯量を少なくする
など、意外とシワを減らせる手段ってあります。
きっとシャツやパリッとしたスーツ、子供や家族の服があればかけるかなーと思いますが、自分ひとりのために労力をかけることはないなと判断したので購入しないまま今に至ってます。
時計
掛け時計、置き時計、目覚まし時計…すべての役割をスマートウォッチでまかなっています。
愛用しているApple Watchはもう2年以上つけているけど、水まわり以外で外すことはない相棒。コレをつけ始めてから物理の時計を探したことは一度もないんじゃないかな?
スマートウォッチがなくても携帯で時間も確認できるし、少しずつ時計の需要は減っていくはず。
自転車
個人的に一番買わなくてよかったと思うものは「自転車」。
実際わたしは一人暮らしをはじめるとき「役所や公共施設が遠いところにある」のと「坂が多い地域という前情報があった」ので購入するかずいぶん悩みました。でも結局、公共の施設にはバスが止まることが多いとわかったし、運動がてら歩くのも大事だと考えが変わったので自転車は必要なくなりました。
少しずつレンタル自転車も増えてきているし、マイ自転車っていうのもいらなくなってきているみたい。
比較的都会に近いところで住んでいるので地域差があるかもしれないけど、きちんと住んでから見極めた方がいいポイント。
テーブル
わたしの一人暮らしルーティーンではダイニングテーブルになるような机は必要ありませんでした。
- 作業スペースはクローゼットのあまり部分を活用
- ちょっとおやつを食べたり物をおくのは折り畳み式の簡易ミニテーブル
- 食事は時間を無駄にかけすぎないようにあえてキッチンで立って食べる
今は在宅勤務も当たり前になってきて机にこだわりを持つ人も増えているけど、人によってはまだまだテーブルは不要なはず。
ソファ
ダイニングテーブルがなかったのでソファも必要なし。来客もほぼなかったのでクッションすら用意していませんでした。
一人暮らしの家はテレビもなかったので、むしろソファがあったら壁を向くしかないという、なんとも変な部屋になりそうだった…。
そのかわりベッドマットレスは三つおりできるタイプにして、簡易ソファとしても寛げるように工夫はしていました。実際それだけで満足できていました。
現在は同棲している彼の要望でソファをおいていますが、かなり場所をとる上に想像以上にダラダラしてしまう原因になっているのでいまだに100%は納得していません。
こたつ
コタツがとても好きだからこそ、絶対に買わないと決めていました。というのも、コタツって一度はいったら出られないじゃないですか?そのだらだらしたい気持ちで動けなくなることが怖くて、あえて買わないようにしているんです。
他にも収納スペースをとる、カバーを洗濯しないといけないなどデメリットも多いのもネックかな。掃除機がけもしにくくなっちゃうし、しばらくはコタツ導入は見送りなままの予定。
ある意味、実家に帰る楽しみのひとつにはなります
ミニマリストが買わなくてよかったものに共通すること
私が買わなくてよかったなと思うものの共通点はこちら。
- スペースに見合っていないもの
- 他のもので代用できるもの
- 自分がだらけてしまうもの
例えばダイニングテーブルなんかは一人暮らしには手にあまるようなものだし、時計・炊飯器・トースターはほかにも代用手段があります。
そんな風に考えてみると、ほかにもいろいろ削れるところはあるのかも?
これらの家具を買わなくてよかったこと
ミニマリズムへの一歩は【自分が欲しいものを得るために何を捨てるか】ということ。
こうやって「1人暮らしなら”とりあえず”これいるよな…?」という固定観念に疑問を持ってツールを選別したからこそ、ムダな出費も減りました。だからこそわたしは新卒でお給料が少なくても、乾燥機付きドラム式洗濯機やスチームオーブンレンジなどの高級家電を購入して、家事の時間を削減することができました。
お部屋も広くてリラックスできるし、日々の掃除も全然苦にならない。ほんとうに嬉しいことばっかりしかおこりません。
ミニマリストでよかったー!
厳選したインテリアで自分の「心地いい」を叶える
以上がわたしの「一人暮らしのときに買わなくてよかったものリスト」のお話でした。
すべて私基準の経験や感覚なので、読んでくださっているかたや他の大多数とは違う見方もあるかもしれません。だからこそ、この記事を読んだあとに「このリストに入ってるけど、自分には必要だな…」や「リストにないけど、これはいらないでしょ」なんて気づきがあればとっても嬉しいな。
最初は必要かわからなくても、数ヶ月だけ友達に借りてみたり、家具レンタルサービスなんかを利用して見極めてみるのもあり。
もしこれから家具を買う方ならば、選んだものとこれから何年間も一緒に過ごすはず。ぜひ選び抜いたお気に入りのメンバーとともに、すっきりで最高のミニマル生活を送れるように祈っています。