ミニマリストの立場からしても、ミニマリストへのプレゼント選びって、なかなか骨の折れることだなと思います。というのもミニマリストってあまり無駄なモノを持ちたくないし、好みは凝り性だし、使うものひとつひとつこだわりを持っている場合が多いから。
なので消えもの、消えないモノにかかわらず「とりあえず定番のコレ!」というものがほとんど通用しません。
自分でいうのもなんですが、ミニマリストってめんどくさいです。笑
なので今回は「ミニマリストにプレゼントを贈るならどんなものがいいか?」を考えて、実例付きでたくさん紹介していきたいなと思います。
そもそもミニマリストってプレゼントいらないって聞くけど?
最初にお話ししておきたいんですが、ミニマリストには「プレゼントってやっかいだ」と主張している人がそれなりにいます。なので「ミニマリストにプレゼントはいらないのでは?」という意見がでてくるかもしれません。しかし実際には『贈り物の文化自体が嫌い』というミニマリストはほとんどまったくいません。
ただ「使わないのに貰った…」「自分の好みと違う」「もうすでにお気に入りがあるんだけど…」「いらないけど、もらったのにもったいないよな…」といった、プレゼントの中身にまつわるモヤモヤが嫌なんです。
ちゃんと相手にぴったりなギフトであればみんなウェルカムなの…
だから「相手はミニマリストだし、プレゼントは辞めておこうかな」としてしまうのではなくて、きちんと考えたものを選んであげれば、ちゃんと相手にも自分にも最高の贈り物になるんです。
ミニマリストに贈りものをするなら何がいい?
じゃあミニマリストが貰って嬉しいプレゼントってどんなものだろう?私の個人的な目線で考えてみました。
- そもそも欲しいと思っていたもの
- またはプレゼントを選択できる金券/カタログ
- 新しい体験
- 1ヶ月以内で使い切れるちょっといい消耗品(リラックス用品など)
形に残るモノはあたり外れが大きいので、もらう側としてもちょっとリスクが大きい。なので消えない系ならちゃんと元から欲しいと思ってたものか、自分でプレゼントを選べるような金券/カタログが嬉しいかな。
消えものとしては後から一緒に思い出として語れる体験系の贈り物や、たまに贅沢できる食べ物やリラックス用品などが無難です。
とはいえ、このあたりさえ守れば、ミニマリストに限らず誰にでも喜んでもらえる贈りものになる。相手の欲しいものがわからなければしっかり直接聞くか、絶対に喜んでもらえる無難さを基準に選ぶのをおすすめします◎。
一般的に欲しいものを聞くのは情緒がない、なんていわれてる。けど、ミニマリストは自分がプレゼントの受取人としてめんどくさい性格だと自覚しているので(だからこそ気遣いから「プレゼントはいらない」って言っちゃう人が多い)、むしろ直接欲しいモノを聞いてもらったほうが喜びます。
逆に贈らないほうがいいものは?
反対に
- 相手が欲しいと思っているかわからないのに形に残るモノ
- 「あえて」なモノ
は絶対に贈らないほうがいい。
私自身、実際に欲しいと思っていないものや、わたしの好みと反対の「あえて」なプレゼントをいくつか頂いたことがあります。が、基本的に一度も使わずに棚にいれ、一定期間すぎたらそのまま断捨離しています。
申し訳ないけど…。誰しも1度はそんな経験あるよね?
もしもプレゼントが自分の好みじゃなかった場合、世間では「もったいないし」「〇〇さんがくれて嬉しかったし」と妥協して使うことも多いでしょう。しかしミニマリストは少しでも好みがズレれば絶対に使いません。消えものならいいけれど、もし形に残る場合、保管する負担/処分の負担/プレゼントを捨てるといった罪悪感でむしろマイナス。
「喜ばせる」のと同じくらい大事なのは「相手を不快にさせないこと」。せっかくのプレゼントなのに、リスクを犯してまで残るモノ/ウケ狙いなモノをあげる必要はありません。
実際にもらって嬉しかったプレゼント一覧
ミニマリストに贈るべきプレゼントの特徴はお話しましたが、具体的にどういったものがいいのでしょうか?
参考までにミニマリストなわたしが実際にもらって嬉しかったプレゼントはこんな感じ。
- スマートウォッチ
- コーヒー器具
- ちょっといいレストランの食事
- Amazonギフト券
- ギフトカタログ
- 入浴剤
- カフェのドリンクチケット
- ブランド紅茶の詰め合わせ
などなど。
退職のプレゼントでいただいたwedgewoodの紅茶の詰め合わせ、少しずつ飲んでいます。この冬は袋をあけるたびに働いていた日々を思い返すんだろうな。あと32袋。 pic.twitter.com/RVR06k4KYM
— hoe|minimalist (@fyoenys) December 15, 2020
これらはピンポイントに自分のほしかったものだったり、日々の頑張りを労ってくれるちょっとした贅沢品だったのでとっても嬉しかったな。
食事やリラックス用品みたいな消えものでも、「〇〇さんがあの時にくれたおもいで」という形でしっかり記憶の中に残っています。
形がなくても思い出すたびにほっこりできる。どれも素敵なプレゼントです
ミニマリストへのギフトアイデア!価格別おすすめギフト紹介
ここからは、私目線でとっても喜ぶと思うギフトアイデアを価格別にリスト化しました。
先ほどの「もらって嬉しいプレゼント」の基準も考慮しています
「〇〇さんにこの予算であげたいんだけど、ミニマリストだからなぁ…」と悩んでる方はCheckしてみてくださいね。
~5,000円
5,000円以内のプレゼントは職場の同僚や顔見知り、または友達レベルの付き合いかな?そんな場合はきちんと相手の好みを把握できていない可能性もあるので、無難な消えものギフトを選択するのがベスト。
また5,000円はちょっとした贈り物として気兼ねなく受け取ってもらえるちょうどいい金額。いつもありがとうの意味もこめて、リラックス用品はどう?
紅茶など、飲み物の詰め合わせ
飲み物って、やっぱり“消えもの”の定番。
相手の好みがわかるならそれに沿ったものを。そうでなければ評判のブランドものなどがGOOD。コーヒーやジュースは飲まない人をよくみかけるので、私なら紅茶をオススメしたい。(あと紅茶なら”贅沢感”もあるので…笑)
真っ先に思いつくのが定番のウェッジウッドのギフトセット。こだわる人にはマリアージュ フレールの『紅茶の贈り物』もどう?
わたしが実際にいただいて「嬉しい!」と思った紅茶ギフトです
最近は健康志向のおかげか、ちょっといいお茶なんかもブーム。お試し詰め合わせなどは手軽でたのしく消費できるのでミニマリスト的にかなり好き。
リラックス用品①入浴剤
ギフトの定番、リラックス用品。ハンドクリームや石鹸、バスグッズで癒されるのはミニマリストだってあてはまります。定価格帯ならやっぱりバスグッズがおすすめ。
ただし個人で香りやテクスチャーの好みはあることは気をつけたい。なのでリラックス用品を送るなら短期間で消費できるミニセット品が手堅いです。
ちなみにミニマルライフやシンプルライフが好きな方はオーガニックやヴィーガン製品を好む傾向があるので、そのあたりもおさえておくとより喜んでもらえるかも?
5,000円~10,000円
5,000円〜10,000円なら、仲良しな友達みたいに近しい相手や、普段からお世話になっている関係の同僚かな?または相手の要望を聞けたりも…?
この価格ならカテゴリ次第で上等な贈り物ができそうです。
食べ物
ちまたにありふれた食べ物のギフトでも、5,000円〜10,000円の予算ならボリュームもブランド力もいいものが手に入る◎
みんなが好きなスイーツにしてもよし、相手が自炊するなら高級調味料、外食が多そうなら加工食品にしてみたりと、相手にぴったりなギフトを探してみてください。
リラックス用品②ハンドソープ・石鹸
こちらはリラックス用品のなかでもハンドソープ・石鹸のプレゼント。今の時代の流れにぴったりのギフトアイテムです。
綺麗な手は男女問わず魅力的なもの。毎日の手洗いをより楽しく、より幸せなものに。
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直接欲しいモノを聞く
正直、この価格帯なら消えもの以外でも相手には欲しいものが1つや2つあるかもしれない。なので5,000円以上用意できるならぜひ直接聞いてあげてほしいな。
- ファッション小物
- 生活雑貨
- 睡眠グッズ
- 化粧品
- キッチン家電
わたしは過去にプレゼントの要望を聞かれて「コーヒー器具のセット」をお願いしました。
自分の要望にマッチしてたから長年愛用できた。おかげでものすごく満足度高かったよ〜!
その日の支払いを立て替える
一番てっとり早い方法が「会った日にかかった支払いを出してあげる」こと。食事代やテーマパークの入場料など、超高額でもない限り支払ってあげれば大丈夫。
この記事を書くにあたって他のミニマリストのブログや意見をたくさんみてみましたが、これだけでいいという方が多くいました。むしろ自分の好みじゃないプレゼントを押し付けられるより気楽に感じるし、わたしも心の底からOKです。
ただし、状況によっては相手は寂しく感じるかもしれません。どんなイベントがきっかけでプレゼントを渡すのか、自分との関係値はどうか、相手の人柄なんかも考えて決めてあげてくださいね。
10,001円~
10,000円を超えたプレゼントをするなんて、ただの友達というよりは大親友や家族、恋人といった一歩進んだ関係のはず。このレベルだと相手の欲しがっているものだったり、好みを把握しているはずなので、ピンポイントを狙えるようなプレゼントを選びを。
旅行・イベント・食事などの経験
旅行やコンサート、ライブ、いいレストランでの食事などのプレゼント。こういった自分ではなかなか手がでない『経験』や『体験』をあげると、ミニマリストはとっても喜びます。
モノじゃなくても一生の思い出として、心の中に残すことができるトクベツな贈り物。あとから二人で「一緒に〇〇に行ったときにさぁ…」なんて語ることもできるから、個人的には一番嬉しいプレゼントです。
相手がすでに持っているガジェットの最新版
99.9%の確率で喜ばれる裏技が「持っているガジェットの最新版を贈る」こと。
だって使わないことは絶対にないし、古いのは売ればいいだけなので相手のお金にもなります。相手がその機体に相当思い入れのない限り全くデメリットはありません。
ただ、このプレゼントのデメリットは贈る側にちょっぴりお金がかかること。それさえ乗り越えれば感謝してもらえること間違いなし。
おまけ:やっぱり迷っちゃうなら〇〇が一番いい
関係が微妙な人や相手の好みがあまりわからない場合、金券(Amazonギフト)か「カタログギフト」がとっても楽。
- 結婚祝い:2人で使えそうなものを贈りたいけど、新郎(新婦)の好みがわからない
- 仕事関係の相手:大事な相手だけど、プライベートの好みはわからない
- 友達だけど、なんだか悩みすぎてわけわからなくなってきた
カタログギフトならこちらで設定した金額のカタログを贈るだけで、相手が欲しいモノを選んでWEBで申し込みするという仕組み。だからお互い100%満足したギフトになること間違いなし◎。
一般的なカタログギフトには食事・コーヒー・美容・アクティビティ・リラックスといったさまざまなテーマがあり、1人分から複数人分までカバーした内容が楽しめることがほとんど。
性別や年齢、相手の好みを選ばないし、価格も1,000円〜100,000円と、どんなシーンにも対応できる金額がありがたい。実際にプレゼントしてもらったことがありますが、受け取る側も絶対にはずれがないので安定で嬉しくなります。
わたし自身も迷ったらコレで済ませます
以前、私から恋人にアクティビティがたくさん載ったカタログを贈ったことがあるのですが、気を利かせた彼がデートの時に「ふたりで楽しみたい」と2人用のアクティビティを申し込んでくれていたという逆サプライズな思い出もできました。
ミニマリストへの贈り物は相手の要望を叶えられるものを
以上がミニマリストが貰って嬉しいプレゼントのお話と実例のまとめでした。
- ちょっといい消えもの(食べ物/リラックス用品など)
- 食事/旅行/イベント(=経験)
- 持っているガジェットの最新版
- 万能なのは「相手が好きに選べる金券/カタログ」
- ベストは相手の欲しいモノを直接聞くこと
これを軸に探していけば、こだわり屋さんなミニマリストもきちんと満足させられるはず。もう一度書きますが、「喜ばせる」と同じくらい大事なのは「相手を不快にさせないこと」。
お互いのワクワクのためにも、素敵なプレゼントを探してあげてくださいね。