「セール」「安売り」「バーゲン」「処分市」…
いろんな言葉で表されるセールの数々。
セールに参加するとついつい買いすぎちゃって、後からものすごく後悔することがありますよね。
おトクに買うつもりが無駄な出費に…なんて。
わたしはミニマリストなりにもセールにはそこそこ参加してます。それでも「無駄遣いだったなぁ」「セールで買い物しなければよかった」なんて思ったことはここ数年まったくありません。
この記事では「セールで失敗しちゃうことあるある」を種類別にわけてみたので、それを踏まえてミニマリストな私がどのようにバーゲン情報をコントロールしているかをお話したいと思います。
失敗する人がやりがちなこと
安くて買ったけど必要ないモノだった
セールで後悔する一番大きな理由って、買ったはいいけど結局使いたいモノじゃなかったってこと。要は買いすぎ。
「もともとxx円なのに安いなぁ」
「このセール期間しか値下げしないのか」
「まとめて買ったら送料無料なんだ!」
『おトク』『期間限定』『在庫限り』…そんな甘い言葉に弱くなり、ついカートにいろいろ詰めちゃうんだけど、あとで冷静になってみればなんだか使わないようなお品ばかり。
もともと欲しかったわけじゃなく『安さ』を理由に買ったから愛着が持てないのは当たり前。【安物買いの銭失い】という言葉が耳に痛い。
何を買うかで悩みすぎて疲労→散財
今の時代、SNSじゃひっきりなしに「この商品がよかったよ!」「楽天/Amazonのセールが●日にあるよ!」「まとめ買いとポイントアップのコツ」なんて、購買意欲を刺激する言葉があふれてる。
あれも欲しいしコレも欲しい。私たちを駆り立てる広告が毎日どころか毎秒単位で目に飛び込んで、欲しいものリストは常にいっぱいいっぱい。
「セールとはいえ多すぎるなぁ。どれを削ろう…」
「もしかしたら別ブランドの化粧品のほうが安くなってるかも…」
「あっちの家電の方が、いやポイントアップセール中にはこの店で…」
な〜んて考えていると思考はちょっとずつ停止気味に。疲れて夜中に全部ポチっちゃうオチが待っている。こちらもセールで買いすぎる原因です。
セールでお得に…と考えてても、いつのまにかカードの請求額は確実に積み上がっています。
セールそのものに対して時間を使いすぎる
個人的にセールに対して後悔すべきと思うのが『時間』に対する意識。欲しい物をお得に買うならまだしも、「セールそのもの」にハマっちゃうパターン。
「このセールで一番お得になるのはどういう買い物したらいい?」
「セール率が高いのはどの商品?
「セール中に売れてる商品のランキングは?」
「複数店舗買ったらポイント還元!?」
「送料無料ってどの店舗のどの商品がやってるの?」
って…お得になることだけを考えて調べてポチってる時間があれば、その分働いた方がお金は増えていたかも。
特に楽天のお買い物マラソンなんかは「1000円ぽっきり!店舗数稼ぎに!」な売り方もしてて、本来の目的外でもカートに入れちゃう人が多いよね。
しかもポイント還元といっても支出は支出。仮に10%まで還元率が上がったとしても、残りの90%は確実にあなたが支払っています。
【ミニマリスト】セールで失敗しないために意識する3つのこと
セールで失敗するときのパターンはこの3つでした。
- 安くて買ったけど必要ないモノだった
- 何を買うかで悩みすぎて疲労→散財
- セールそのもののハマり時間を使いすぎる
とはいえ、セール期間に買い物をするのは絶対におトク。欲しい物が安く買えるなら節約的には大助かりです。
じゃあどうすれば安売りを楽しみつつ、後悔しないようなお買い物の仕方ができるんでしょうか?
わたしは先ほどあげた後悔の原因を解消するために3つのことを意識してセールを楽しんでいます。
事前に買う物を決めておく
いつも使っている消耗品や生活用品、以前から欲しいとおもっていたモノなど、事前に買い足しリストを作るようにしています。(Amazonなら『セール買い足し用のほしい物リスト』を作るのも手!)
セールが始まれば何も考えず順番にカートに入れるだけ。よそ見もしないから無駄買いは起こらないし、時短にも繋がります。特に頻繁に消耗するもの、定周期的に買う物なら在庫量もコントロールしやすいからオススメです。
- 食料品
- 米
- パスタ
- 水
- レトルト食品
- 生活用品
- 洗剤
- お掃除グッズ
- ビタミン剤
- 歯磨き粉
- 化粧品
- 整髪剤
- 衛生用品
- シェーバーの替刃
- コンタクト洗浄剤
- マスク
- 狙っていたお洋服
- 狙っていた家具/家電
…とはいってみたものの、割安だからとか、その場でみつけたものをすぐに買うとか、そういうことはそもそも普段からしないほうがいいのであって、それはセールとか関係なく平常時の行動も同じ話。
わたしも買い物リストメモは普段から行っています
普段からこのことを意識すれば、衝動や「期間限定のおトク」に惑わされることはなくなるもの。バーゲンに踊らされないライフスタイルを目指すのも大事◎
参加するバーゲンのルールを決めておく
たまーにバーゲンそのものが楽しみたくなる私。
お祭り感があってなんか好き
とはいっても、わたしの予測なんですが「低頻度開催のセールのほうがおトク」なんじゃないかと睨んでいて、普段はそっちのほうにしか参加しないようにしています。
- 低頻度のセール例…ブラックフライデー、サイバーマンデー、Appleの初売り、Amazonプライムデー、楽天大感謝祭
- 1年に何度もあるセール例…Amazonタイムセール、楽天のセールほとんど、アパレルの在庫処分セール
生活消耗品や食料品は普段のタイムセールからありますが高額商品や超大幅な値下げは、経験上、低頻度のセールが多い。さらにこちらなら普段は参加していない大企業の商品も値下げすることが多いので自分のニーズに合致しやすい。
だから生活の中で意識するのは低頻度のセールだけ。そうすればいちいち安売り情報が入るたびにチェックしようとは思いません。バーゲンそのものの雰囲気が楽しくても、お金と引き換えに労力や時間を浪費するわけにはいかないからね。
参加するかどうかは人それぞれ。だけど自分の中の基準を決めておくと安売りに振り回されない生活に近づけるはず
セールそのものが好きな人でも、失敗を繰り返すとセール自体を憎むようになってしまう。頻度を落としたり、参加するルールを決めて楽しいショッピングライフを続けれるようにしていきましょう。
なぜ値下げなのか考える
「なぜこのセールは行われているのか」を考えると、自然と衝動買いを抑えられる。というのもこの記事は「セール」をテーマにまとめてお話してきましたが、値下げには2種類あるから。
- 戦略的セール
- 処分セール
『戦略的セール』とは、お客さんを呼び込むためのセール。つまり先ほど例にだした「Amazonプライムデー」や「楽天買いまわりマラソン」など、マーケティングのための安売りに当たります。
対して『処分セール』はその名のとおり、売れ残りを捌くためにあります。スーパーの生鮮食品が閉店間際に半額シールを貼られるように、特にファッション業界にはおなじみの値下げ。
正直、わたしは『処分セール』の方はできるだけ買わないほうがいいと思っています。
だって何かしら理由があって売れなかったわけですよね?機能やデザインなど、何かがダメで人気がない、ともいえます。だったら「他のもっと素敵な商品を探したほうが幸せなはず」と思いませんか。
どうしてそのセールが行われているか、値札の金額が修正されているのか、今一度考えてみると、「安いから買う」といった意味のない衝動買いが減ってくるでしょう。
セールで買いすぎるなら理由を考えてみよう
というわけで、以上がミニマリストなわたしが考えるセールで失敗しちゃうあるあるとその解決策についてのお話でした。
「セールは買いすぎちゃう」「だからそもそも参加しない!」という見方も少なからず見られる意見。でも、そもそも考えてみれば安売りそのものは全く悪いわけじゃない。自分の欲しかったものが安く手に入れば誰だって嬉しいよね。
単にわいわいとお得さに浮かれる雰囲気もそれはそれで楽しいし
だからこそセール情報とどう付き合うかを自分の中で結論立てておいて、普段から物欲をコントロールできていればラクにお得なショッピングを楽しむことができるんじゃないかな、と思います。
わたしが実践しているのはこの3つ。
- 事前に(普段から)買いたいモノを見極めておく
- 低頻度なセールだけ意識する、といったマイルールを決めておく
- 値下げの理由を考えてみる
繰り返しますが『安さ』を理由に買ったモノに対して愛着が持てないのは当たり前。みなさんも自分なりにルールを決めて、その場の判断に流されることなく、楽しいお得ライフを楽しみましょうね。