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不要なプレゼント、なぜ処分できないの?【ミニマリストの断捨離論】

モノを捨てるにあたって、一番の難関は「プレゼントを捨てる」こと。

なんとなく罪悪感を感じたり、バレて友情関係が壊れたらどうしようとか…自分が買ったものなら捨てやすいけど、他人の感情が関わると処分しにくい。

きっと、優しい人ほど悩んじゃうかもしれない。

だけどリアルな話、気に入らないプレゼントを時間が経ったら好きになるなんて、ほとんどありえない。たんすのこやしにしてても悩むだけでしんどくなる。

ちなみにわたしも割と気遣いするタイプだけど、気に入らないプレゼントは捨てちゃえ派。いろいろプレゼントについて考えた結果、私なりの持論を持ってそう思う。

今回はミニマリストな私の「プレゼントを捨てる考え方3つ」について書いていきます。

理由→解決方法→わたしの小話、という順番でお話しするので、ぜひ最後までご覧くださいね。

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プレゼントを捨てられない理由

まず、なぜ不要なプレゼントは捨てられないのでしょうか?
もらった側の気持ちを細かく整理してみましょう。

  1. なんとなく罪悪感がある
  2. モノに罪はない、もったいない
  3. 聞かれたらどうするのか不安

みなさんはどのタイプ?

プレゼントが捨てにくいのはもらった側の断捨離に問題があるわけじゃなくて、もらった側があげた側やモノそのものに配慮しているから。心が優しいから捨てられないんです。

でも、プレゼントって、相手の心を苦しめるためにあげるものじゃない。相手に喜んでもらうためにあげるもの。だから本来、もらった側が処分に悩むなんてことは、絶対しなくていいことです。

それじゃあそれぞれのタイプ別に、どうやったらいらないプレゼントを捨てれるようになるか、解決方法を考えてみましょう。

いらない贈り物を捨てる考え方3選

なんとなく罪悪感がある派

プレゼントを捨てることになんとなく罪悪感がある人に、まず知ってもらいたいのが「プレゼントはもらった瞬間にあなたのもの」ということ。

贈り物は賄賂ではないので、くれた人に対して見返りを与えたり、特別気を使う必要はありません。プレゼントはあなたへの労いやお祝い、感謝の気持ちを伝えるもの。渡った瞬間に「プレゼントとしての役割」を終えます

喧嘩して別れたカップルが付き合っていたときの贈り物を返さなくていいように、受け取った以上は煮るなり焼くなり売るなりは自由です。

プレゼントを贈ってくれた人の気持ちにきちんと気づくことができたなら、それこそが贈った側としては本望です。モノを手放すことに罪悪感を感じる必要はありません。

捨てても大丈夫だとわかっていても、それでも感情面で強い罪悪感が勝るなら、無理に捨てる必要はありません。捨てて後悔するほうが、苦い思い出が残ってしまうから。そんなときは期間を決めて押し入れの奥深くにしまっておきましょう。負のきもちが薄れてからでOKです。

モノに罪はない、もったいない派

捨てようと考えるほど気に入ってはいないのに、環境や資源を考えてなんとか使おうとする…そんなあなたはとても立派。だったらぜひ、そのプレゼントを欲しがっている人に譲ることも考えてみて。

モノに罪はないと同時に、あなたにも罪はない。愛着をもって使ってくれる人のほうがモノも長く使ってもらえるはずだから、譲ることはピッタリの代替案です。

捨てる回数を減らすことは素晴らしいこと。だけど、あなたが無理して使う他にも、いろんな手段はある。

CanCamによると、気に入られなかったプレゼントの約8割は売却されてるらしい。とってもおもしろい。

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聞かれたらどうするのか不安派

繊細で周囲への気遣いが細やかな方ほど心配するのが「(プレゼントのその後を)聞かれたらどうしよう」ということ。

例えば、友人が引っ越し祝いにと、壁掛け時計をくれたとします。とりあえず最初は飾ってみるものの、やっぱりいらないので数ヶ月後に処分しちゃう。だけど1年後、友人が自宅に遊びにきてくれることになり、時計がないことにバレそう…なんて、想像しただけでもヒヤヒヤ。

今後の友情にも響きそうで捨てられない。

そこで大事なのは、ちょっとした視点の変換。

「聞かれたらどうしよう」って、言い換えれば「友人がプレゼントを使っていないことに怒ったらどうしよう」ですよね?

ここで考えて欲しいんですが、あなたが友人の立場ならこれくらいのことで怒りますか?

もしわたしがあげた側の立場ならこう思います:捨てられちゃったのは悲しいけど、相手の好みをちゃんとリサーチできてないままあげてしまったんだろうな。それか趣味が変わったのかも。まぁ仕方ないし、あげた時に気持ちは伝わっただろうからいいか。

「相手が怒るかも」とか「傷つくかも」って考えれるあなたなら、きっとこんなふうに思うんじゃない?そして、そんなあなたの友人は、同じように想ってくれるはず。もちろん少しは悲しくなるだろうけど、あなたへの評価が変わるほどのことではありません。

プレゼントの役割は渡した瞬間におわるから、その後の処分に文句を言うのはお門違い。もし友人がプレゼントを使っていないことに怒ったら、それまでの人物だったということで、さっさと縁を切りましょう。

もしプレゼントを使っていないのか聞かれたら「しばらく使ってたんだけど、最近は趣味が変わってクローゼット(とか実家)に置いてある」とか「壊れちゃって仕方なく処分した」など、相手に配慮しておけば大丈夫。お互いを傷つけない嘘ならOKということで。

プレゼントを捨てるのに罪悪感はいらない

ここまで「プレゼントは捨てても大丈夫!」なんて声高にお伝えしてきましたが、かくいう私も捨てる前には躊躇したり、罪悪感が湧くタイプ。

だからこそ、こうやって自分の気持ちを1~3みたいに分解して、あげる側の立場になって考えてみて、やっと捨てるマインドになれました。

もちろん、相手が「これは〇〇(私)に合う!」とお金をだして購入してくれたものなので、いくらか使って良い感想を言ったり、数ヶ月はクローゼットに寝かせてみたり、処分する前には検討期間を置いています。

だけど、それでもダメならば、もう誰のせいでもないと割り切って、売却。お気持ちだけ受け取って、そこでおしまい。相手もこっちを悩ますためにプレゼントをくれてるわけじゃないので、きっと許してくれるだろうと思い込んでます(笑)

こんなタイトルの記事を読んでくれたあなたは、もう十分悩んだと思います。じゃあもう処分してオッケー!売ったお金で楽しい経験をしたほうが、プレゼントをくれた人にとっての「プレゼント」の意義を果たしています。

みなさんもタンスの奥にしまってある、いらないプレゼントを掘り起こしてみては?

この記事がプレゼントの処分に悩むみなさんの参考になれば嬉しいです。

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