持っているバッグの数って、何個くらいが一般的なのでしょうか?
そしていくつが適正値なのでしょうか?
わたしはバッグを合計5つ所有していますが、これが普通なのか多いのか、はたまた少ないのか以前から気になっていました。全て用途ごとに普段から使っているので、これ以上減らすつもりはないのですが、なんとなく”普通はどれくらい”なのか知りたかったんです。
いろいろ調べた結果、信頼できそうな値が見つかりました。そこでこの記事では一般的なバッグの数や持つべき最低限の数、それからミニマリストな私のバッグの数を減らすための考え方についてお話しします。
「かばんの数が多いな〜」と感じている方、「断捨離したい!」と決意されている方、ぜひご参考にしてくださいね。
バッグの数の平均って?
ふつうの人が持っているバッグの数の平均ってどれくらいなのでしょうか?この答えを探して、とある調査会社の”かばんに関するアンケート”から、こんなものを見つけてきました。
【Q:あなたが持っているかばんの数はいくつですか?】
ティムスドライブより引用
『全体』のラベルが貼られた結果をみると性別や年齢を考慮しない場合、持っているバッグの数が10個以下でおさまる人が大多数を占めていることがわかります(82%)。
しかし、『20代女性』『30代女性』『40代女性』といった、このブログのメイン読者層である労働年齢の女性の”平均の数”を計算すると12〜13個くらいになりそうです。ただしその中でもほぼ半数の女性は6~10個と回答しているのも事実。なので一般的に(あるいは世間的に)20代〜40代の女性がもつバッグの数で“ふつうといわれるのは6〜13個というところでしょうか。それ以上だと”多め”と判断されるかもしれません。
ネットで検索しても個人ブログがたくさんでてきて確実なソースがみつかりませんでしたが、これは信頼できる。
ミニマリストが考える「最低限のバッグの数は何個必要?」
ではバッグの数は最低限いくつ必要なのでしょうか?ここは年代や性別、ライフスタイルの違いがでてくるところなので、ぜひご自分の普段の生活をイメージして最適な数を探してみてみましょう。
たとえば「お仕事をされている女性」をイメージすると、最低限必要なのはこの4つかなと思います。
- ビジネス用のシンプルなバッグ
- おしゃれするときのミニバッグ
- カジュアルでマルチ用途のトートバッグ
- 旅行にもOK!バックパック/リュック
重要なのは「通勤時には季節・場所を問わないシンプルなバッグ」「プライベートにはTPOに合わせたバッグ」など、自分の生活スタイルをきちんと想定すること。このくらい揃えておけば、普段の生活で無理なく気分に合わせたコーディネートが組めるはず。
なのでわたしが考えたお仕事をしている女性の最低限のバッグの数は4つが答え。専業主婦の方や学生さんは「ビジネス用のシンプルなバッグ」を除いた3つでもいいかもしれません。
もちろん今お話しているのはわたしの思う”最低限”の数値なので、最終的に「これはもっておきたい!」という鞄を追加して、自分なりの最高のミニマルワードローブを作っていきましょう◎。
わたし自身は上記の4つにプラスして「ラフな格好で外出するときのサコッシュ」も所有しています。
ちなみに、こちらは別の会社の10,000人アンケートの結果。
【Q:あなたが持っているかばんのうち、ふだん使っているのは何個?】
マイボイスコム株式会社より引用
持ってる鞄の数に関係なく「普段使っている鞄はいくつ?」という質問に対して、”5個以下”で回答をした人が90%もいます。やっぱり「きちんと管理できるか」を考えると、バッグの所有数は5個いかないくらいがちょうどいいのかも。
※こちらの設問1の所有数についてのアンケートを使わなかったのは、回答者に高齢者が多すぎて本ブログの読者層と一致しないうえに、年代別の回答結果が出されていないためです。
ミニマリストの“バッグの数の減らし方”
ではどうやって手持ちのバッグを減らせばいいでしょうか?
おすすめの方法は「まずバッグを捨てるルールを決めてから、ひとつずつチェックしていく」方法。最初に基準さえきめれば後は「いる、いらない」を判断するだけでとっても簡単。
たとえば
- たくさん使って古くなったバッグ
- この1年間ほとんど使っていないバッグ
は処分する、といった自分なりのルールをクローゼットを調べる前に決めてしまいましょう。
たくさん使って古くなったバッグ
「使い古したバッグ」…といっても人によって基準は曖昧。できたら客観的にわかるチェックポイントも作りたい。わたしが鞄を点検するときにチェックしているのは
- 紐がちぎれそうか
- 擦り切れ箇所があるか
- 中の布地がボロボロか
- ポケットに穴があいているか
の4つ。皮や中身に痛みがあれば、躊躇せず断捨離対象に。
「靴・財布・鞄といった革小物は、自分の価値をあらわす」と聞いたことありませんか?擦り切れたバッグをもっていると自分の価値が下がってしまいます。お高い修理にだすくらいなら、いっそ処分してしまうのもひとつの手。
ただし、壊れた部分が皮と皮のつなぎ目や、布地の縫い目だったら自分で皮用(または布用)ボンドでくっつけてしまうのもあり。実際にわたしは、持ち手部分がとれた合成皮革のバッグをアロンアルファでくっつけて1年つかったことがあります。
誰にも壊れた部分はバレませんでした。
処分するといっても、いままで愛着のあったバッグは簡単に手放せないし、環境の負担も考えたい。できるだけ長く使えるようにも一工夫してみてくださいね。
※皮革にはアロンアルファの中でも「EXTRA ゼリー状」というタイプしか対応していません
この1年間ほとんど使っていないバッグ
- いつか使おうとおもっている
- 高かったから捨てられない
- 他のバッグと似ているバッグ
- 単純に(今の)趣味じゃない
さっきの「たくさん使ってボロボロのバッグ」よりこちらのほうが処分しにくい。というのも、これらのバッグはそれ自身に悪い点がないから。
買ったときはそのバッグにワクワクしてたんだろうけど、いざ使おうとしたら他の服とマッチしにくかったり、趣味も変わってしまったりでもう出番がなさそうなもの。そのまま保管しているからきっとバッグの状態は綺麗なままなんですよね。(だから余計に捨てられなくなっちゃっているパターンもありますが…)
しかし、その小さな積み重ねが今の「なんだかバッグ多いよなぁ」の原因になっています。
ぜひ勢いのままに断捨離してみてください。
減らしたあとは、バッグを増やさない
今、きちんとバッグの数を減らすことができても、あとから増えたら意味がない。ぜひこれからもスリムなバッグ収納をキープするために覚えておきたいポイントが3つあります。
- イベント・季節用のバッグを増やさない
- コーディネートを限定するバッグは避ける
- 数年後も使おうと思えるバッグだけを選ぶ
この3つに共通する大事なことは「買うときは長く使えるものか考える」ということ。
イベント・季節用のバッグを増やさない
「そのイベントにしか使えない」「その季節にしか使えない」ものはカバン収納が大きくなる原因に。
たとえば「結婚式に参列するときにしか使えなラメミニハンドバッグ」「夏にしか使えないクリアバッグ」「冬にしか使えないファーバッグ」のように、時期や場所を限定した用途のものがあると、そのイベントの度にバッグが増えてしまいます。
「めでたい日は予め予定がわかっているのでドレスをレンタルのついでにカバンもレンタルする」「いつでも使える合皮素材をメインに、季節感はファーチャームやスカーフをつけて解決する」などで対応できるはず。どうしても持っておきたい場合は、季節ものを収納サービスに預けてしまうのもひとつの手です。
ちなみにわたしが持ってるかばんはすべてナイロンか合皮。季節とわず使えます
コーディネートを限定するバッグは避ける
「クリアバッグ」や「透かしの編みバッグ」「かごバッグ」なんかはコーディネートのテーマが限られませんか?ネオンカラーやビビッドカラー、ホログラム素材など、色も服装を縛る要因。
コーデのアクセントには最高のアイテムかもしれないけど、実際には使いにくく悩みのタネになりやすい。そのリスク込みで購入するならいいけれど、かばんの数を増やしたくないなら手を出さない方が無難です。
数年後も使おうと思えるバッグだけを選ぶ
「今使わないバッグを処分する」ことも大事だけど、「そもそもすぐに捨ててしまうようなバッグを買わないこと」のほうがもっと大事。
そのほうがエコだもんね
ぜひバッグを買う前は一呼吸おいて「これ3年後も使うかな?」と考えてみてください。雑誌にでてたり店頭の一番前にある商品は、流行っているから置いているだけです。
正直にいえば”流行”って作られているもの。ほんとうにその”流行”が”自分のスタイルになる”ならいいですが、残念ながら3年後にはあなたのまわりのほとんど全ての人が飽きています。そんなものにのっかるより、自分が「いつまでも使いたい!」と思えたバッグを手に入れたほうが、長いこと満足できるんじゃないでしょうか。
まとめ
以上がミニマリストなわたしが考える一般的なバッグの所有数とバッグの減らし方についてのお話でした。まとめると「女性ならば大体6〜13個程度は持っているけど、個人的なおすすめは管理がいき届く5個くらい」かな。
バッグの数を減らすための大原則はとっても簡単。
- ルールを決めて断捨離する
- 捨てたあとは増やさない
細かなチェックポイントや例をいろいろ記事にちりばめました。自宅のワードローブをチェックする際には、もう一度この記事を参考にしてみてください。
バッグを処分するには服を捨てる基準の記事で書いたように、寄付することもできるし、売ってお金に変えることもできます。いろいろな出口を考えて、バッグにとっても自分にとっても正しい選択をしてみてくださいね。